仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

働き方改革は「できたらいいなじゃない、やらなければ!」と思ったできごと。

みなさんの会社では、テレワークやフレックス制度は導入されていますか?

 

私は今年から、社内の働き方改革推進メンバー”に任命され、国が推奨する水準まで現場に落とし込むという課題に取り組んでいます。

ここ数年でテレワークやフレックスなどが導入され、以前と比べてかなり働きやすくなってきましたが、まだまだ現場の課題は多くあるため、スムーズな導入の対策のひとつとして、コンサルティング会社主催の研修を受けました。

 

その時の話をきっかけに、私の意識が大きく変化したことを感じています。

働き方改革は「できたらいいな」ではなく、「絶対に進めなければ!」と意識が切り替わったので、今日はその時の体験を元に書いていきます。 

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キャリア研修で感じた「働き方改革」の必要性

まず、”働きやすさ”ってなんなのか?ということですが、私が思うに「働く時間や場所の選択肢」があることです。

 

もともと働き方改革の導入の背景は、労働人口の減少に対する改善策として、労働力過不足解消にメスを入れる取り組みです。超高齢化社会少子化に拍車がかかるこれからの世代に、働き続けられる環境づくりをしようというのが根底にあります。

 

その具体的な取り組みのひとつがテレワークです。2019年にパイロット導入され、本格的に可動しはじめました。

私は大いにメリットを感じている”超推進派”なのですが、やはり業務の進捗管理労務管理の視点では、課題が多いことも事実としてあげられます。

詳細はこちら↓。 

ms-diamonds-sea.hatenablog.com

 

2018年の総務省の調査では日本のテレワーク導入率は20%に満たないという結果でした。私の会社のみならず、テレワークの導入の課題解決が進んでおらず、日本の労働環境全体から見ても、導入は追いついていません。

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引用:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd124210.html 

 

もちろん職種や業種によって、導入の難易度に差はあれど、圧倒的に保守的な姿勢が多いようです。

私の周囲から漏れ聞こえてくる会話でも、「できたらいのに」という期待はあるようですが、本格的に踏み切るところは少ない印象です。

 

ですが、私は今回キャリア研修で、すべての企業が早急に導入すべきだと強く思った次第です。 

それは、この研修のファシリテーターをされていた株式会社ベーシックの代表・田原祐子さんの体験談を聞いたことがきっかけでした。

 

株式会社ベーシック代表・田原さんの壮絶な体験記 

1998年に創設された株式会社ベーシックは、教育研修や人材育成を行うコンサルティング会社です。

www.basic7.com

今回私が受講した研修は、女性向けのキャリアセミナーだったのですが、そのファシリテーターを勤めていたのが、ベーシック代表の田原さんでした。

 

女性のキャリアについてグループワークをしながらも、時折ご自身のキャリア形成について経験談を織り交ぜながら進行してくださるのですが、さらっと聞き流すことができないほどに強烈なご経験をされていたようでした。 

  

プレジデントウーマンのなかでもコラムを書かれていたことはあとから知ったのですが、ある時期「トリプル介護」と「仕事」を並行して乗り越えた体験が綴られていました。

president.jp

 

ご両親と妹さんの家族3人を同時に介護という難しい局面に置かれても、田原さんは仕事を続けていくことを決して諦めなかったといいます。

今の自分に起こったらどうかな?と想像すると鳥肌ものですが、いつかは同じような状況になってもおかしくないなと、どこかで備えは必要だと感じました。

 

ましてや、日本がこれから超高齢化社会に突入したとき、自分自信を含め一緒に働く人にとっても、「介護」の問題が差し迫っていると思うと、とても遠いことには思えません。

 

ピンチの時に頼れるもの

介護生活のを乗り切るためのコツとして、”使える手段を駆使して、助けてもらいながら乗り切る”ことが書かれていました。

介護と仕事の両立で最も大切なのは、やみくもに頑張ることではなく、自己犠牲の精神でもない。保険で対応できるサービス、外部サービスや、各施設の特徴(多様な施設があり、複雑な上に、メリットデメリット等がわかりにくい)、介護全般にかかわる仕組みをよく理解し、うまく活用し人に助けてもらいながら乗り切ること。

 引用:https://president.jp/articles/-/29074?page=3

 

自分一人で抱え込むのではなく、今あるサービスを知り、活用することが何曲を乗り越える秘訣だそうです。

 

田原さんの場合、このときすでにベーシックの代表を務めていた時期で、経済性についてはどうにか工面できる状況だったのではないかと推測しますが、その反面、限りある時間で自分を守りながら立ち向かい続けたのだろうなと思います。

私は本格的な介護と仕事の両立が始まってからは、モチベーションを下げないためのメンタルデトックスを心掛け、温泉地に出張した際は1時間でも温泉につかってリフレッシュして帰路につく、あるいはアロマセラピーを取り入れるなど、自分を元気づけることに注力していました。なぜなら(家長でもある)私自身が倒れてしまえば、介護はおろか家族全員が崩壊してしまうからです。

 引用:https://president.jp/articles/-/29073?page=2

 

働き方改革によって、時間や場所の選択肢が増えることで、家族の一大事や緊急のときでも、仕事を諦めずに頑張り抜くことができるのではないかと思いました。

これは、仕事をラクにしたいということよりも、仕事と家庭のバランスが大きく傾いたときにも、決してどちらかを諦めることなく生き抜くための制度だと感じるようになりました。 

 

やっぱり「働き方」は改革しないといけない

キャリア研修を通じて、やっぱり”変わったらいいな”ではなく、”変えていかなければいけない”と強く感じるようになりました。

漠然と、もっと働きやすくなったらいいのにとか、もっと自由になったらいいのにと思っていたけれど、自分の周りで何かが起きたときに大事なものを守れる環境をいまから整えておかなければなりません。

 

私だけでなく、世の中の人全員に起こりうる可能性があるのなら、働き方改革の課題を前に諦めるのではなく、どう解決していくかにフォーカスできるようになったらいいのにと思います。

仕組みを変えるには、まず人のマインドを変える必要がありますね。

ms-diamonds-sea.hatenablog.com