仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

映画『英国王のスピーチ』から学ぶ良い指導者とは

よし、映画を観よう!

 

と、唐突に思い立ちまして。(笑)

先日、おうちで『英国王のスピーチ』という映画を観ました。
アカデミー賞受賞作品なので、観たことがある方も多いかもしれませんが、私は初めて観ました。

おもしろいもので管理職になってからというもの、こういう”指導者”の指導法やマインドが気になるようになりました。

自分の立場が変わると、仕事ではなくても、日々興味を持つポイントも変わってきているのを感じています。

これも成長だなと、ひとりこっそり嬉しく思っています。

そんなこんなでこの映画を観ていて、もちろんストーリーとしても面白いのですが、
普段の自分を振り返るような、考えさせられるような、とても勉強になる映画だったのでご紹介します。

うまく話せない人、話せるようにしたいという人にもおすすめです。

英国王のスピーチ』のあらすじ 

まずはあらすじからご紹介します。

英国王のスピーチ』は幼い頃から吃音症(きつおんしょう)に悩まされるイギリスの国王ジョージ6世のお話です。

吃音を矯正するために様々な方法を試すのですが、なかなかうまくいきません。
厳しい父親からは日々厳しいことを言われ続けるものの、立場上スピーチをする場面を避けては通れません。

そんな時、藁にもすがる思いでスピーチ矯正の専門家ライオネルのもとを訪ねます

ライオネルの指示はジョージ6世には意味のわからない、理解できないことばかりで、最初はやり方や考え方も否定し続けるのですが、次第に心を許し、トレーニングを頑張るようになっていきます。

そんなジョージ6世とライオネルの人間模様を描いた物語です。

映画情報はこちらをご参照ください。

movies.yahoo.co.jp

 

専門家ライオネルの関わり方(※一部ネタバレを含みます)

この映画で特に印象に残ったのは、一貫して自分のやり方を貫き通したライオネルの専門家としてのプライドと優しさです。

最初はそのやり方が理解されないことから、王族からやり方を否定され、街の失礼なインチキ治療家だと思われます。

(実際、ライオネルは免許を持っておらず、ただこれまでに多くの方の話し方を治してきたという実績があるだけだったのですがここでは問題にしません。)

とにかくジョージ6世の吃音を矯正するために、拒否されようが、怒られようが、ジョージ6世のために必要だと思うことを伝え続けます。

家族のようにフランクに呼びかけ、吃音症の要因となる本人の背景を知ろうと、ジョージ6世の過去や大事にしていることを深く追求します。

当の本人は、それが吃音症に繋がっているなんて思っていないし、思い出したくない、バカにされてきた過去なので、なかなか心を開きませんが、それでもライオネルは必要な関わりを続けます。

詳しくはここで説明するのは難しいですが、途中、関係が悪化することがありながらも、最終的にはお互いにとってかけがえのない存在となります。

私はライオネルの関わり方に専門家としてのプライドと、人を思う優しさを感じました。

 

コンプレックスの克服は本人だけの問題ではない

ジョージ6世の吃音の大きな要因となったものは、小さいころに周りから馬鹿にされた経験や、父親からの強いプレッシャーでした。

一方、話せるようになった大きな要因は、ライオネルがジョージ6世には吃らずに話す力があることを常に伝えたり、褒めたり、そばに居て安心させてあげていたりしたことだと思います。

この映画では、「吃音」を題材にしていますが、私は吃音に限ったことではないと思うのです。

コンプレックスが、その人の足を引っ張ることになってしまうのか、うまく乗り越えられるかどうかは、周りの人がどういう関わりをするかが大事なのだと、この映画を観て思いました。

 

自分の職場での立ち振る舞いを振り返って

吃音とまではならなくても、職場でどうにも思うように話せていないような部下はいます。

きっと、仲の良い友達や家族の前ではスラスラと話せているのだと思うのです。

私もどこか部下や後輩にプレッシャーを与えていたりするのではないか、
萎縮させて力が発揮できないような状況を作ってしまっているのではないか、
反対に、ライオネルのように私の言葉や存在で部下が安心したり力が発揮できるようになっているのか、
自分の関わり方が、周りに良い影響を与えられているのか、
とても考えさせられました。 

今後の仕事に、人間関係に活かしていきたいと思います。

 

まとめ

今回は、映画『英国王のスピーチ』を観て思ったこと、気付いたことをご紹介しました。

専門家ライオネルの関わり方に見えた、専門家としてのプライドと人を思う優しさは、自分が仕事をする中でも大切にできることだなと感じました。

また、周り人との関わり方は、その人に悪い影響を与え得るということもとても勉強になりました。

そして、関わり方によっては人に良い変化をもたらすこともわかりました。

この映画には、仕事にも生かせる人間模様が詰まっていました。

私もライオネルのように自分の関わり方が周りに良い影響を与えられる人になろうと心に誓う時間になりました。

 

気になるかたは、ぜひ観てみてはいかがでしょうか。

きっと何かしら自分に必要な気付きに出会えると思います。