仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

日本で普及するの?「信用スコア」で個人の信用が数値化される時代

おはようございます。

あんにんです。

 

めずらしく朝にブログを投稿してみました。

サマータイムが導入されて、頑張って生活リズムを変えていますが、

これを機に早起き習慣が続くといいなぁと期待を込めて書いています。(笑)

 

さて、先週ふと目に入ったニュースのなかで、

『信用スコア』というものが日本でも導入され始め、話題になっていることを知りました。

 

まだまだ日本では馴染みがないですが、

実はすでに身近で開始されているサービスも多いようです。

 

聞けば、私たちの生活にダイレクトに関わってくるという信用スコアについて、いったいどんなもので、どう役立つのかを調べました!

 

個人の信用で生きる時代に!日本でも導入されはじめた「信用スコア」

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『信用スコア』という耳慣れないサービスは、

文字通り”信用をスコア化する”というもの。

 

信用をスコア化と言われてもあまりイメージがわかないですよね。

これが導入されると私たちの生活はどうなるのか、先行して導入されている海外の事例を元にまとめてみました。

 

信用スコアとは?

 『信用スコア』とは、"あなたが信頼に値する人か"を客観的に数値化するものです。

 

このシステムは、アメリカや中国ではすでに浸透してきています。

 

クレジットカード大国アメリカでは、借入の有無、返済状況、債務残高などを元にスコアが算出され、金融関連の取引やライフラインの契約、就職シーンでの”信用力”の指標とされているそうです。

 

また、人口約14億人の中国では、アリババなどの大手IT企業が信用スコアを運営し、職業・学歴・公共料金の支払い・決済状況などのあらゆるデータから、信用スコアを算出するシステムの全国導入を進めようとしているようです。

 

ドラゴンボール世代の方はお分りいただけるかと思いますが、スカウターでピコっと戦闘力をはかられてしまうように、

私たちの日常の行動から、企業が持つビッグデータという名のスカウターで「信用」を測定できてしまう時代になってきているということなのです…!

 

信用スコアのメリット・デメリット

うーむ、なんとなく概念はわかるけど、実態がよくわかりませんよね。

いったいなんのために、信用スコアの導入を進めようとしようとしているのでしょうか。

 

背景 

ここ数年で、シェアリングエコノミーという概念がうまれ、いつでもどこでも人と繋がりを持つことができる時代になりました。

 

これらを活かしたサービスが普及し、汎用性の高さがある一方で、「この取引は本当に信頼できるのか?」ということは利用者の最大の関心事でもあります。

 

実のコミュニケーションで信頼を築いてきた時代から、SNSなどを介してより広い繋がりを持つことができる時代になり、面識や関係性のない状態からでも、信用を確かなものにすることが必要不可欠になってきています。

 

つまり、信用スコアを導入することで、社会的にこの人を信用していいか?という信頼度を、一定の尺度で客観的はかることができるようになります。

 

メリット

・自分の社会的信用度を客観視できる

 自分の社会的信用度を知ることで、今後のライフプランなどが計画しやすくなるというメリットがあります。

学生時代には、通知表で自分の学業の状況を把握できたものですが、今後は「信用スコア」で、生き様の偏差値を測ることになるかもしれません。

 

本当のところを言うとあまりいい気分はしませんが、自分の行動や状況を振り返り、この先のキャリアにつなげていくために、自分が社会的にどこに位置しているかを知ることも大切なのではないでしょうか。

 

・ サービスの優遇がされることも

 すでに導入されている海外の事例では、シェアリングサービスなども、もともと信用度合いが高い人であれば、デポジットなどが免除されることもあるようです。

また、賃貸契約等では敷金が免除されるなど、信用があることによって、"補償金"とされる類の余計な支払いをしなくて済むようになるかもしれません。

 

デメリット

・スコアに反映されない点もある(不平等感)

多角的に分析して数値化する「信用スコア」ですが、あくまでもインターネットを介して得られる情報を集約したものにすぎないため、私たち自身をすべて表すわけではないということです。

 

その人の家族事情や背景などは加味されず、理不尽さを感じることもあるのかもしれません。

 

・差別や偏見などが生じる可能性がある

社会的なデメリットとしては、スコアの高低による差別などが懸念されます。

スコアがいくつ以上でないと就職できないなど、雇用問題にも発展しかねないため、採用側の良識と慎重な判断が求められますね。

 

 

日常の行動の実態が丸見えになってしまうということには少し怖さを感じますが、こうして信用を数値化することで、不利益を被る人を減らしたいという社会的事情もあるのでしょう。

 

要は、アマゾンレビューやフリマの評価などでもわかるように、その人の行動パターンを解析して、この人はこれまでもちゃんとやっているから、きっとこれからも大丈夫(な可能性が高い)というお墨付きをもらうということなのだと思います。

 

これまでは、あるサービス内だけでの口コミや評価から判断せざるを得なかったものが、社会的信用がどのくらいなのかという観点から、取引相手を選ぶことができるようになるのかもしれません。

 

実生活への影響

これは社会的信用度であって、すべてが計れるわけではありません。

ですが、もしこの制度が導入されたら、ライフプランに大きな影響を及ぼす可能性が大いにあるといいます。

 

すでに海外では、人生に大きく影響する大切なシーンで活用されはじめているようです。

 

恋愛市場

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驚くべきことに、中国ではすでに男女のマッチングサービスに信用スコアが活用されているそうです。

今後は「年収○○○万円以上!!」ではなく、「信頼スコア○○○以上!!」などとなっていくのでしょうか。(それはそれですごい世の中。笑)

 

ですが、やっぱり”信用”という観点は恋愛・結婚においては必要不可欠かと思うので、今後本格導入されな場合には日本の恋愛市場にも反映されていくのだろうなと思います。

 

就職事情

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就職やアルバイトの採用でも、この信用スコアが役立つと期待されています。

 

最近では、お店のアルバイトの人がSNSに不適切な動画を投稿し、企業が謝罪をするニュースを見かけたりします。

 

私の職場でも、会社のスタイルとマッチしなかった人を採用した場合、「なんで採用の時にわからなかったの?」という声が聞こえてきたりもします。

 

ですが、実態として、面接の短い時間のなかで、その人の多くを知ることは難しいのでしょう。

なので、その人のこれまでの素行や行動パターンも加味して判断することができれば、このようなトラブルを避けることにも繋がるかもしれません。

 

信用で生きていく時代

これから日本でも普及されていくであろう『信用スコア』。

私たちはこれから、社会的信用で人格をはかられる時代になるのかもしれませんね。

 

データの活用方法や個人情報など、導入の課題はあるようですが、活用できたときの社会的な効果も期待されています。

 

人との繋がりをより強固にするものは、今も昔も信用なのでしょう。

今のうちから、自分の日々の行動を振り返りつつ、信用を積み上げていきたいですね。