【テレワーク導入問題】在宅OKって言われても設備がないと仕事にならない件。
最近は、新型コロナウイルスやらインフルエンザやら、嫌なはやり病が盛んですね。
特に新型コロナの場合、海外ではじめて発症が確認されたものが世界に拡散しつつあり、対処法の分からない未知の病であることが恐怖をかりたてます。
日に日に増していく感染拡大の報道を受けて、都心の企業を中心に、社員の「テレワーク(在宅勤務)」推奨が急激に増えてきました。
【テレワーク導入企業(一部抜粋)】
私の会社も追従するように、2月17日から原則テレワークの通達がでました。
「なんていい会社なんだ」と感動したのもつかの間。
当然、家で仕事をする訳なので、スケジュール調整や必要な仕事道具をかき集めていたところ、
「…。仕事にならなくない?」と若干、途方に暮れています。(笑)
この数日でテレワークを導入した会社はうまくいっているんでしょうか?
職種や業界にも寄りそうですが、いま目の前に立ちはだかるテレワーク導入の問題点について、まとめていきます。
会社に行かなきゃ仕事にならない?テレワーク最大の問題点「業務手順」
以前のブログでも何度か書いていますが、私の会社はすでにテレワークが導入されています。
ms-diamonds-sea.hatenablog.com
製造業やサービス業の方のように、自分が行かなければならない職種の方はまた別の話ですが、私の所属する部署では内勤:外勤の割合が7:3くらいなので、外でも仕事ができるIT設備などは最初から整っています。
ですが、在宅という制度ができたのはここ1年のことで、東京オリンピック開催時の都心混雑緩和の対策として導入され始めたものでした。
導入されてみて、社内での立場の違いから起こる摩擦があるものの、どうにか前向きに導入してほしいなと思う今日この頃です。
ms-diamonds-sea.hatenablog.com
しかし、今回”原則”テレワークと言われてしまうと、ちっとも仕事がすすまないことに気がついてしまったのです…!(なんてこった!)
具体的な問題点をあげながら、自分の仕事を振り返ってみたいと思います。
問題点1:印刷どうするの?
私の部署では、いまだに電子ではなく、紙でまわしている書類がたくさんあります。
- 報告書(行動日から2営業日に紙で上司へ提出)
- 経費精算書(週単位で専用BOXへ提出)
- 請求書(クライアントへ)
- 契約書(クライアントへ)
週に1日、2日のテレワークとオフィス勤務組み合わせているうちは、困っていなかったのですが、いざ出社しないとなるとこれらの作業が完全に止まります。
しかも、全部の書類に決済者の捺印が必要になるため、テレワークじゃできない…!
問題点2:郵便どうするの?
ITがまだまだクライアントから送られてくるこれらの書類も、原本を受け取ってから仕事がスタートするため、こちらも止まってしまいます。
- 資材納品
- 書類受領(契約書、請求書など)
先方から送られるものは、まさか自宅に送ってもらうわけにもいかないし、こちらから送る場合にも決められた資材を使う必要があるので、オフィスに行かないと処理できないものが意外と多いことが発覚しました。
おまけ:地味に不便な周辺機器不足
「仕事にならない!」ってほどではないのですが、会社にいれば当たり前のように置かれているITが機器たち。
デスクには外付けディスプレイがあるため、いつも2画面で作業ができるので、細かい作業をするときにはとても重宝します。
自宅には外付けディスプレイがないので、どうしても作業効率がおちるなぁというのが悩ましいところです。
こうやって振り返ってみると、会社にいろんな設備を整えてくれてるのって、ありがたいことなのだなぁとしみじみ感じます。
おわりに
自分の仕事を振り返ってみると、家でできる仕事にも限界があることに気が付きます。
「通勤がおっくうだな〜」なんて思っていたものの、仕事がスムーズに進む環境を整備されている職場にいけないとなると、不便さに気がつくものです。
同じように、制度はあるけど業務手順が足かせになって、活用しきれないという人も少なくないのではないかと思います。
業界特有のルールや形骸化した手順が、もっと簡素になったり、ITでまかなえたりすれば、もっと導入が進むのでは?と体感中です。
さて、このコロナ対策にはどう備えましょうね?(笑)
幸い「会社に来るな」と言われているわけではないので、自分で頑張れる範囲ないでやりくりするしかないかな。