Official髭男dism『Pretender』は痛いほど切ないラブソング
こんばんは。
あんにんです。
先日、大ヒット映画『コンフィデンスマンJP』観にいったのですが、
その主題歌がやけに耳に残っていたので、気になって調べました。
それは聴けば聴くほど心を揺さぶられる切ないラブソング。
でも、人生で一度は、
これほどまでに誰かのことを想えたら幸せだよなと感じるような、
等身大のまっすぐな感情が詰め込まれています。
Official髭男dismの新曲は恋の終わりを告げる切ないラブストーリー「Pretender」
2019年5月17に力公開されている映画『コンフィデンスマンJP』 は、
大ヒットドラマ待望の映画化ということで、今期注目されている作品です。
その主題歌として抜擢されたのは、
いま大注目のOfficail髭男dismが書き下ろした『Pretender』です。
Official髭男dismとは?
出典:https://higedan.com/profile/
まず気になるのが、Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)という
なかなかキャッチーなバンド名ですよね。
(お笑いの髭男爵かと思った。笑)
髭の似合う年齢になっても、誰もがワクワクする音楽を続けたいという思いが
バンド名に込められており、通称「ヒゲダン」と親しまれています。
男性4人組みのバンドで、2018年4月にメジャーデビューしたばかりです。
2012年の島根で結成されてから、地元を中心にライブ活動を続けてきました。
メジャーデビュー曲となった主題歌「ノーダウト」がドラマ版でも起用され、
一躍話題をよんだため、今回の映画版での起用もかなり期待が寄せられています!
耳に残る曲調と、ボーカルの切ない声色にハマっていく人も多いようです。
かくいう私自身も、映画館で一度聞いてからしばらく耳から離れませんでした。
これからますます活躍の幅を広げていく、注目の若手バンドのようです!!
『Pretender』の歌詞にグッとくる!
映画「コンフィデンスマンJP」のエンドロールで流れる『Pretender』。
耳心地のいいミディアムナンバーにのせられた歌詞は、
ラブストーリーの終わりを綴ったものですが、
痛いくらいに切なくてリアルな描写なのです。
想像するほどに苦しくなるほどまっすぐな思いが込められているように感じます。
YouTubeの公式ミュージックビデオは台湾で撮影されたそうで、
映画コンフィデンスマンの舞台が香港ということもあり、
映画の世界観とリンクしているようにも感じます。
ノスタルジックな背景のネオンが、余計に哀愁をかもしだしているようですね。
「Pretender」歌詞
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”Pretender”という英語の意味は、「ふりをする人」という意味です。
恋の終わりをさとり、それを受け止めようとする心情を綴っているのですが、
結ばれないとわかっていたけれど、恋が叶うふりをしていたのかな? とか、
まだ心に君がいるけれど”グッバイ”と決別するふりをしているのかな? とか、
色々な妄想を膨らませて、より一層切なさが押し寄せてきます。
切ないポイントに思いを馳せる
すべての歌詞が直視できないほど切ないのですが、
個人的Best切ないポイントをご紹介します。
交わることのない価値観
もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
もっと違う性格で もっと違う価値観で愛を伝えられたらいいなそう願っても無駄だから
君と僕は、きっと背景も価値観もなにもかもが違っていて、
そんな違いに惹かれたとしても、ずっと平行線のような関係だったのではないでしょうか。
近いはずなのに交わることのないもどかしさや、
わかるようで分かり合えない切なさが現れているように感じて、
身もだえるほどに切なさが込み上げてきます…
未来のない関係性
グッバイ
繋いだ手の向こうにエンドライン引き伸ばすたびに 疼きだす未来には君はいない その事実にCry...そりゃ苦しいよな
もう痛いほど伝わってくるのが、3:08からの2番のサビ。
心ではグッバイと言っておきながら、手をつないでいるシチュエーション。
その先の未来がないことはわかっているけれど、
それでもその手を離せなくて、つないでいる時間が長ければ長いほど、
終わりがくることが怖くなってしまうものですよね。
客観的に、自分自身でも「そりゃ苦しいよな」と自覚する瞬間…
もうつらすぎて泣けてきます。
エモいけど、なんて非情なシーンなんだろうか…
純粋な気持ちには痛みが伴う
グッバイ
それじゃ僕にとって君は何?答えは分からない 分かりたくもないのさたったひとつ確かなことがあるとするのならば「君は綺麗だ」
ここまでの心境の変化を受けて、4:09からのラストのサビのフレーズでは、
「それじゃ僕にとって君は何?」と自問自答します。
けど、答えがでないことはわかっているし、
わかりたくもないという複雑な気持ちを抱えながらも、
”それでもやっぱり惹かれていたんだよ”という揺るがない想いを込めて、
「君は綺麗だ」と最後の最後で言ってのける男気に拍手を贈りたいと思います…!
そういう心の変化や別れ際の心情がとても純粋で眩しい…
この痛みの先に、次の恋に進んで欲しいなと切に願うばかりです。
おわりに
歌詞のなかでは終始切なさを歌っていましたが、
最後に”それもこれもロマンスの定めなら 悪くないよな”と、
なにもかも受け入れて、前に進もうという光が見えているのかなと感じます。
この一曲でヒゲダンの世界観に一気に引き込まれてしまいました!
これからの活躍を追っていきたいと思います。