新型コロナウイルスに感染したらまずは「帰国者・接触者相談センター」へ電話!
毎日、感染者数増加の報道があとをたたない『新型コロナウイルス』。
まだ親しい人のなかからは聞こえてこないけれど、いよいよ身近に迫ってきたなという緊張感があります。
日本経済新聞社が発表している新型コロナウイルス感染 世界マップでは、世界で7万5000人を超える感染者数が確認されています。
日本人はそのうち85人ですが、ここ数日で加速度的に増えてきています。(こわい)
(2020年2月20日 15:00時点の情報です。)
テレワーク、マスク着用、クレベリン設置など、自分でできる対策はやってみたものの、それでももしコロナウイルスに感染したらどうしよう…と、不安が募るばかりです。
万が一に備えて、「コロナウイルスに感染した?!」と感じた時にどうすればいいのかを調べました。
新型コロナウイルスに感染したら病院へ駆け込まずに、まずは相談窓口へ電話を!
日に日に増えていく感染者数の報道を耳にして、もし自分や家族が感染したらと思うと、肝を冷やす毎日です。
個人差はあるようですが、多くの場合、新型コロナウイルス感染の初期症状は、発熱や咳などと言われています。
(参考:http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide1.pdf)
それなら、風邪と同じように「内科」に行くべきでしょうか?
喉の腫れや咳が顕著なら「耳鼻咽喉科」では?
いやいや、肺炎なら「呼吸器内科」じゃない?
と、どこへ行ったらいいのかわからないから、さらに不安…。
心情的には、すぐにでも病院にかけこみたい気持ちでいっぱいですが、
”うちでは診れません!”なんてお断りされて、途方に暮れるのは避けたいところです。
では、どのように対応したらよいでしょうか?
近くの病院に駆け込む…のは絶対ダメ!まずは相談センターに連絡を!
コロナウイルスにかかったときの対処策を調べてみて分かったことは、
「むやみに病院へ駆け込んではダメ」ということでした。
あくまでも一例ですが、”羽田から一番近い総合病院”の冠のある東京労災病院のホームページには、このようにあります。
<新型コロナウイルス感染症を疑う例の定義>
発熱(37.5度以上)かつ、咳などの呼吸器症状があり、
ア.発症から2週間以内に湖北省への渡航歴がある
イ.「湖北省への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」と接触歴がある
上記項目アまたはイに該当する場合は、受診前にまずは最寄りの保健所へ電話でご確認ください。
※現時点で当院では来院後、直ちに新型コロナウイルスの検査を行うことはできません。
※新型コロナウイルスに関して専用の電話相談窓口または最寄りの保健所にご相談ください。
引用:東京労災病院
病院によっては、コロナウイルスの検査ができないケースや、他の患者さんへの感染リスクを考慮して、すぐに対応できないケースもあるようです。
都心にある慶応義塾大学病院も、以下のように公表しています。
指定感染症であるコロナウイルス感染症(COVID-19)が疑われる場合には、事前に必ず「帰国者・接触者電話相談センター」(各自治体の保健所等)に連絡して受診先を相談することになっています(新宿区は03-5273-3836、土日夜間は03-5320-4592)。
引用:新型コロナウイルス感染症対策に係るお願い(2月17日更新) | 大切なお知らせ | 慶應義塾大学病院
その他、複数の病院を調べてみましたが、すべてに共通しているのは、
「事前に相談窓口へ電話する」ことでした。
相談先は”帰国者・接触者電話相談センター”へ!
こちらが、厚生労働省がまとめているコロナウイルスの都道府県ごとの「帰国者・接触者相談センター」一覧です。
専用窓口は、各自治体(市区町村)の保健所に設置されているので、最寄りの相談センターをチェックしておくと、いざという時にすぐに連絡できます。
▼東京都の各自治体はこちら
www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
どんな症状があったら相談すればいいの?
これまでの感染者の情報から、以下のような症状がある場合、コロナウイルスに感染している可能性が高いようです。
- 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
引用:新型コロナウイルス感染症にかかる相談窓口について 東京都福祉保健局
電話相談の結果、コロナウイルスの感染が疑われるようであれば、すぐに診てもらえる病院を紹介してくれます。
自分で病院を探し回るより、確実で早いはずなので、まずは専用窓口に電話がやはり最適ですね!
おわりに
不安や焦る気持ちは当然ですが、むやみに行動して症状を悪化させてしまうことは絶対に避けたいところです!病院へ駆け込んで、自分が原因で感染をひろめてしまうのも、後味が悪いものだと思います。
いまだに治療法の確立されていないものだからこそ、自分自身も周りへの影響も最小限におさえたいですよね。そのためには、万が一のときの相談先を調べておくことも、大事な防衛策のひとつになると思います。
このブログの内容がみなさまにとって必要なく、無事に過ごせることを願うばかりですが、万が一のときには 迅速かつ冷静に行動したいですね。
ぜひ、いまのうちにお近くの相談窓口(帰国者・接触者相談センター)を確認してみてください!