Tiffanyのおねだり機能の活かし方。
もうい〜くつ寝ると、クリスマスですね。
恒例の○○が待っている方、特別な日になりそうな予感の方、日常と変わらない方と、それぞれの過ごし方があるのではないかと思いますが、なんだかんだ意識してしまう日だったりします。
クリスマスといえば、永遠につきまとうのがプレゼント問題。
なにを贈ろうか、はたまたなにをもらおうか、なんて男女の攻防戦が垣間見えるプレゼント商戦に、斬新な1石を投じたのがハイジュエリーブランド『Tiffany(ティファニー)』です。
世間を(主に男性)を震撼させた、”おねだりボタン”が公式サイトに設置されたのは、2016年の冬。
もともと、本国では”ドロップ・ア・ヒント(ヒントを送る)”と、クリスマスプレゼントに悩む男性のための助け舟だったものが、2016年から「おねだり」と女性からのリクエスト機能になったのでした。
海外はどうかわかりませんが、奥ゆかしい(?)日本人女性にとっては、本音をストレートに伝えられる、ありがたく、潔い機能かもしれません。(だいぶ好奇心をくすぐられます。笑)
ですがこの機能、本当に活用できるのでしょうか??
Tiffanyのおねだり機能はどう活かすべきか?
クリスマス(常設機能なのでクリスマス以外も可)に欲しいものを、Tiffanyさんが代弁してくれるなんて、すごい時代になったものです。
子供の頃には、純真無垢な気持ちでサンタさんにお手紙を書いて、クリスマスの朝を迎えたものですが、大人になったいま、サンタさんと現実味を帯びたプレゼント内容まで指定できるようになりました。(笑)
さっそく、おねだり機能の使い方を見ていきたいと思います。
実際に「おねだり」してみる
せっかくなので、知人男性に”おねだり”してみることにしました。
もちろん買ってもらおうとは思っていませんが(もらえたら超ラッキー!笑)、どんなコメントが返ってくるのか、興味津々です!!
①公式サイトへGo
TIFFANY &Co.のサイトをひらくと、鮮やかなティファニーブルーを基調に、クリスマスギフト推しのトップページがあらわれます。
うん、どれも素敵なものばかりで、本気で欲しくなってしまいます。
②おねだりボタンをさがす
これ!と決めた商品の詳細ページをひらき、お値段を超えてずっと下までスクロールしていきます。
(ちなみにこちらのブレスレットのお値段、247,500円!!!)
待ってましたと言わんばかりに、堂々とあらわれました。
③送り主をご指名
あとは、サンタ役の方のお名前(みたらしさん)とメールアドレスに加えて、自分の名前とアドレスを入力するだけ。
ティファニーさんが「愛を込めて」メッセージしてくれるのでありがたいですね。
さいごに「送信」!!!
④通知完了
すると、正確に明確に、ご指名の方へメールが送られます。
特に迷惑メールボックスに入ることもなく、しっかりと届いていたそうですが、メールの送り主は「Tiffany」ではなく「あんにんのアドレス」から送られるようです。
ご丁寧に1番下の「ヒントを見る>」をポチッと押せば、さきほどの購入サイトへ直行できるという優れた構造です!!
⑤購入(任意)
このステップの判断は、メールを受けとった方に委ねられます。
ちなみに、実際にメールを受け取った感想をみたらしさんにお聞きしたところ、
「………(スッとしまう)」
という状況だったようです。お察しします。
(お値段を見て、血の気が引いたとコメントされていました。笑)
成功率はいかほどなのか?
おねだり機能について、知人男性10名(既婚3人、独身7人)にヒアリングをしてみたところ、以下のような回答が得られました!
- 恐怖すぎる・・・5名
- 値段による・・・3名
- 画期的 ・・・1名
- 無の境地 ・・・1名
やはり男性からすると恐怖の対象という意見が多いものの、一方で中立的(冷静)に「プレゼントとして妥当か(主に金銭面)」で判断する人や、「考えるのが大変だから手っ取り早く教えてくれて助かる」という効率重視タイプの男性には、受け入れられる可能性ありのようです。
おねだりをする相手の男性が、どんなタイプなのかを見極めて使ってみるのはアリかもしれませんが、成功率は高くても10%ほどだと思われます。
女性から見たおねだり機能
一方で、女性から見たこの機能はというと、やっぱり「ネタ」でしょう。
このプレゼントが欲しい!と素直に相手におねだりできる方は少数だと思いますが、かといって、無機質にシステムを介して本気のおねだりをする人はいないと思います。
まず、本気で「Tiffany」のアクセサリーがほしいと思っているなら、この機能を使うべきではないでしょう。こんな高価なものを、実のコミュニケーションなしに、一方的に事務連絡が来たら興ざめするというものです。
買ってもらおうとするのならば、”商談”の場を設けるべきだと思います。(笑)
画期的なのか、突飛なアイデアなのかは意見が分かれそうですが、このおねだり機能はなかなか興味深いものです。
では、どういうときにこの機能を活かすべきなのか、考えてみました。
「おねだり」の活用方法をご提案
おねだり機能が活きるシチュエーションを検討していきます。
①「クリスマス」というイベンのリマインド
クリスマスに心はずませている女性の横で、あまり関心のない男性も多いもの。うっかり忘れてた!なんて人も少なくないのではないでしょうか?
クリスマス直前にとんだすれ違いを起こさないためにも、おねだり機能をつかってリマインドしてみるといいかもしれません。
強烈なお知らせ(おねだり)を受け取ったら、イヤでも頭から離れなくなるはずです。(笑)
②錯覚
ここで、おねだりされたものをさらっと用意できる方にはなにも言うことはないですが、世の中そんなにうまくは行かないものです。
例えば、おねだりしたいプレゼントの桁をひとつ落としてみてはどうでしょう?
冒頭でおねだりした247,500円という金額を目の当たりにしたあとで、20,000〜30,000円ほどのものがほしいな〜と持ちかけられたら、体感的には超お手頃に感じるはずです!一種の交渉術です。(笑)
プレゼント代で2〜3万円は、結構奮発する額だと思うのですが、「この程度ですんで良かった…!」と、謎の安心感までついてきてお得です。
③未来への布石
Tiffany好きな女性は多くいると思いますが、男性の関心度は低いはず。おそらく他のブランドと、あまり区別もついていないケースも多いと思います。
おねだりをきっかけに、ウインドウショッピングに誘う口実(ネタとして)ができたり、次回以降のプレゼントにはTiffanyが頭のすみにチラつくようになるのではないでしょうか。
おねだり機能を活用して、Tiffanyへの導線を作ってみるのもいいかもしれません。
おわりに
Tiffanyが提供する粋な仕掛けに乗じて、クリスマスを盛り上げるちょっとしたアクセントにしてみるのもいいですよね。
とはいえ、プレゼントはもらう側よりも、贈る側の気持ちあってのことなので、強制強要は避けたほうがいいと思います。(笑)
お互いが楽しく過ごせるきっかけづくりに活用してみてはいかがでしょうか?
ただし、刺激的な仕掛けにはリスクも伴うので、贈る相手のキャラクター、関係性、こちらの心構えなどを考慮してから試していただくことをおすすめします。
- プレゼントを贈り合う関係性であること
- 冗談が通じる相手であること
- おもしろネタの提供と心得ること(本気でねだらないこと)
よいクリスマスを。