【言葉にできるは武器になる。】言葉と思考を強化するための新ルール
こんにちは。
あんにんです。
みなさんは、日々の仕事で課題をお持ちですか?
私の最近の課題は「伝える」ということなのです。
私の業務では、多数のクライアントさんと連携してひとつの仕事を円滑に進めていく必要があるので、”伝えたつもり”になっているとミスコミュニケーションを引き起こす原因になります。
実際、過去にも”伝わっていなかった”ことが原因で、ヒヤリハットが何度か…。
そんな仕事の仕方を反省しつつ、今は「伝える」ということを中心にスキルアップを目指しています。
先日ご紹介した「伝え方が9割」もまさにその学習の一環です。笑
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改めて流行の本などを見ていると「伝え方」に関する本がたくさん出版されています。
おそらく、「伝え方」を課題にしている人は、私だけではなく、多くの人が抱える解決ポイントなのかもしれませんね。
そのなかでも、今回紹介したい本はこちら!
- タイトル:「言葉にできる」は武器になる。
- 著者 :梅田悟司
- 出版元 :日本経済新聞社
- 発行年 :2016年
私が本を選ぶときは、人におすすめされた本かコピーに惹かれるかのどちらかなのですが、今回は後者でした!
「言葉にできない」ことは、
「考えていない」のと同じである。
表紙に書かれていたこの言葉にハッとして、即購入!(笑)
この本の著者は、超大手広告代理店”電通(でんつう)”でコピーライターをされている梅田悟司さんです。
言わば「伝える」のプロフェッショナル!
どうすればより人に伝わるようになるのかを、この本から習得していきます。
言葉を鍛えるためのスタートは「内なる言葉」に目を向けること
まずこの本の中で、言葉とは「意見を伝える道具」であると定義されています。であれば、まず『意見』を育てることに意義があるというのです。
つまり、種がなければ花が咲かないように、いくら言葉のテクニックを磨いたとしても、肝心の思考が浅かったり、薄っぺらかったりでは、伝わらないよということ。
伝わり方には4段階のレベルがあります。
- 不理解・誤解・・・そもそも話が伝わっていないか、誤って伝わっている。
→言った言わないの問題として表面化するケース。 - 理解・・・伝えた内容が過不足なく伝わっている。
→頭ではわかるに留まり、心がついていかないというケースに陥りがち。 - 納得・・・頭で理解し、腹落ちしている。
→自分ごととして受け止められている状態。 - 共感・共鳴・・・内容を理解した上で、心が動かされる。
→進んで行動を起こすに至る状態。
同じ「伝える」ということでも、どれだけ伝わるレベルによって、全く異なる結果になりますね。
特にビジネスシーンであれば、「納得」か「共感・共鳴」を目指したいところです!
ここでキーになるのが「内なる言葉」と向き合うということです。
口先の言葉ではなく、自分の本音や意見を育むことが、伝わる素となります。
なるほど!
シンプルな結論だなと思うと同時に、「伝え方」ばかりに意識が向いてしまい、「内なる言葉」と向き合うことには盲点だったかもしれません。
大切なのは、この順番!
- 内なる言葉で意見を育てること
- 外に向かうに変換すること
私がまず磨くべきは『1.内なる言葉で意見を育てること』だということがクリアになりました!
内なる言葉の育て方
内なる言葉で意見を育てるのに大切なことは、第2章から具体的に書かれています。
7つの「思考サイクル」によって正しく考えを深めていけば、内なる言葉もより鮮明になっていきます。
- 頭にあることを書き出す<アウトプット>
- 「T字型思考法」で考えを進める<連想と深化>
- 同じ仲間の分類<グルーピング>
- 足りない箇所に気付き、埋める<視点の拡張>
- 時間を置いて、きちんと寝かせる<客観性の確保>
- 真逆を考える<逆転の発想>
- 違う人の視点から考える<複眼思考>
実際に、仕事のシーンでも実践してみました。
1や3については、日頃から意識するようにしていましたが、それ以外の項目については新たな視点だったので、いつにも増して自分の意見が色濃くなったように感じました。
これを習慣にしていけば、言葉も思考も鍛えられていくように思うので、自分の内なる言葉と向き合うことを意識していきたいと思います!
感想
本に書かれた内容は、過去に思い当たるシーンも多く、腑に落ちることばかりでした。
伝えるということは、斬新なようでいて、意外とシンプルなものなのかもしれません。
そして、大事にすべきは常に自分の”内側”にあるということを改めて実感しました。
私が以前に受講したASKアカデミー・ジャパン株式会社の「ASKベーシックコース(Basic Course)」でも、トレーナーの方から同じようなことを言われました。
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”人生をより良くしたい”と考えるならば、「自分にとっての最良とはなにか?」、「自分はどこに向かいたいのか?」と真剣に向き合う必要があると学びました。
「伝える」という行為も全く同じでした。
自分が「伝えたいものはなにか?」という自分の意見としっかり向き合うことが大切だということですね。
どんなときでも、まずは自分自身がどうあるのかを理解することが大切な第一歩であることに気づきました。
「手段」にこだわる前に「目的」を意識すること!
これはどんなシーンにおいても、大事にしていきたいポイントです。