『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』を読んで
こんばんは。
あんにんです。
2021年9月、遠藤和(のどか)さんという一人の女性が24歳という若さでその生涯を終えました。
メディアなどでも取り上げられていたので、ご存じの方も多いかもしれませんが、私はインスタグラムで和さんの存在を知っていました。
https://www.instagram.com/nodoka7491/?hl=ja
そんな和さんの命の日記。泣きました。
あらすじ
この本は、和さんの闘病中の様子を小さなお子様のために記したものです。
和さんが亡くなる10日前まで、生と死を見つめて書き続けた日記。
それは、1才の娘と、夫に遺した「愛」の記録。
(引用:ママがもうこの世界にいなくても | 小学館)
和さんは、21歳でステージⅣの大腸がんの宣告を受けます。
その後22歳で結婚、23歳で出産、24歳でその生涯を終えられました。
決して終わりに備えて出版を決めたわけではなく、
最後の最後まで、夫婦・家族で生きる道に向かっていらっしゃったようです。
日記には、その時々の素直な気持ちが綴られています。
一人の若い女性の強く生きた証です。
大腸の検査を受けたのは和さんのおかげ
先日、大腸内視鏡検査を受けました。
いままでだったら、たいしたことないと思って放っておくところでしたが、一応病院に行こうと思えたのは、和さんの存在を知っていたからだと思います。
和さんのことを知るまで、大腸の病気なんて自分にはまだまだ無関係だと思っていたのです。
会社の健診のオプションもまだつけられる年齢ではないですし、30代で大腸の病気ってあまり聞かないですよね。
でも、実際に21歳という若さで大腸がんになった人がいるという事実。
症状的には検査を受ける必要はなかったのですが、やっぱり心のどこかで少し心配だったので検査をしてもらうことにしました。
おかげさまで小さなポリープが見つかって切除してもらうことができました。
30代でポリープなんてあまり聞かないけれど、お医者さんによると体質的に出来やすい人もいるんだとか。
そういう人は数年に1度は検査をしておいた方が良いとのこと。
症状がない病気なので、検査をして初めて気づくことも多いようなので、検査を受けようと思わせてくれた和さんに感謝です。
前を向いて生きること
命に日記を読んで、今、元気に生活できていることが本当にありがたいことだとあらためて思いました。
こういう本を読むと、
自分はこんなに恵まれているんだから一生懸命生きないと
と、自分の生き様を考えさせられます。
それに、そう思うことが正解のような気もします。
ですが、申し訳ないような気もしますが、それをモチベーションに人生を全うできるほど、まだ人間できていません。
きっと、すぐに抱いた思いは忘れてしまい、いつもの日常に戻ってしまうでしょう。
それでも、和さんの苦しくも前を向いて頑張る姿を覗き見させていただいた体験は、心の奥底で眠っていたとしても、しかるべき時に大事なことを思い出させてくれるのだろうと思います。
和さん、ご家族の皆様、ありがとうございます。