母が入院。日本の医療制度のありがたみを知った日〜高額療養費制度〜
こんにちは。
あんにんです。
昨日、母が入院しました。
膝(ひざ)の半月板の手術をするんだとか。
急な出来事で、いろんな感情が渦巻く1日。
身内の手術入院なんてはじめての経験でしたが、改めて身近にあるもののありがたみを知るのでした。
突然の知らせ
以前から「ひざが痛い…。」とは言っていましたが、歳のせいかと思っていたので、あまり深刻にはとらえていませんでした。
ここ数日で痛みがひどくなったようで、病院で検査してもらったところ、片膝の半月板が損傷していたことが発覚しました。
そのせいで突発的な痛みが出ていたようで、今後の生活に支障がでないように手術をすることになったと連絡がきたのが、5日前のこと。
あまりに急なことだったので頭が追いつかないままに、とにかく日程調整して病院へ付き添いに行くことに。
そして、昨日はオペの説明と入院初日のため、病院へ連れ添っていろいろな手続きをしました。
幸い、そんなに難しい手術ではないらしいのですが、麻酔の説明を聞いたりすると、ぐんと緊張感が増します。
麻酔科医の先生から「全身麻酔か下半身麻酔か選べます。」と言われたものの、どちらを選べばいいか分からず、頭の中をいろんなことがグルグルと巡ります。
先生はとても優しそうな方で、ゆっくりとどちらのリスクも丁寧に説明してくれましたが、同時に不安が和らぐように手術前後の状況についても教えてくれたので、迷いながらも母は全身麻酔を選択しました。
なんだか、自分のことより緊張します…。
その後も担当の看護師さんや病棟の師長さんが挨拶に来てくれ、みなさんテキパキとされていて、とても頼もしく心強い感じがしました。
よし、あとは当日を迎えるだけ。
避けては通れないもの
早くよくなって欲しいから、出来ることはなんでもしようと思いながらも、同時に現実に直面するのが「医療費」だったりするものですね。
これまで大病ひとつせず、病院は元より入院とは無縁だったもので、どの程度のものなのか全然想定ができていません。
家族の健康はお金には替えられないけれど、治療費、入院費、雑費などなど、お金にまつわるいろんな説明を聞いてフリーズ。
『そんなに…?!』
こちらの不安を察したのか、医事課の方から「高額療養費制度」というものがあり、限度額が設定されていることを教えてもらいました。
どうやら年齢と収入によって限度額は大きく変わるようですが、私の母が該当する区分だと、目玉が飛び出るような金額ではなかったのでほっとひと安心。
加えて、幸いにも母が医療保険に入ってくれていたので、入院費もいくらかカバーできるようでした。そして、ちょっとプラスを払えば個室を選んでもそんなに出費はかさまないそうです。
少し神経質な母は、枕が変わると寝られないタイプ。
大部屋よりは個室がいいだろうなと思い、そんなに葛藤もなく+αを選択できたことで、安心感が増しました。
事前の備えって、こういう予期せぬ時にこと役立つものだと身に沁みた瞬間でした。
そして、こういう状況下になって胸をはって「任せて!」という言えない自分がなんとも哀しく情けない…。
家族の大事に何を思う?
母の手術入院というインパクトの大きな出来事から感じたのは、普段は高いな〜と感じる日本の健康保険料も、困った時の支えになってくれているのだと、ありがたみを実感したのです。
そして、未来の自分に投資をすることは、自分だけではなく家族を守ることにも繋がるのだと。母がコツコツと医療保険を払ってくれていたおかげで、私たち家族の金銭面の助けになりました。
なにかあったときに家族を守れるように、健康な今だからこそ事前に備えておきたいなと心から感じた1日でした。
健康もしかり、収入もしかり、知識もしかり、今のうちにできることをしっかり蓄えておかないとですね。