ダイヤモンドのコラムから学ぶ”フィードバック”に感謝すべき理由
こんばんは。
あんにんです。
今日、ダイヤモンド・オンラインの記事で、ふと心に留まったものがありました。
まず気になるのは、記事のタイトル。
冬場といえば、冷えた体を温めようと、普通ならいつにも増してラーメン屋へ行く機会も増えそうなものですよね?
ラーメン店の客足が途絶えた理由はどのようなものだったのでしょうか?
そこには、私たちの仕事に直結するヒントがありました。
フィードバックは愛情と心得よう!仕事がうまくいくコツはここに詰まっている
社会人になって、本気で怒ってくれた人や本音の言葉をかけてくれた人はいますか?
会社の上司、先輩、同僚、取引先など、多くの人との関わりを持つ中でも、本音でフィードバックをくれる相手は貴重な存在ですよね。
普段の仕事の中で、フィードバックをもらうということにどのような感情を抱くでしょうか。
嫌だなとマイナスな感情が強いでしょうか、それともありがたいとプラスの感情が強いですか?
今回は仕事をする上で、切っても切り離せない「フィードバック」について、これまでの経験を元に思うままに書いてみたいと思います。
記事の要約
まずは、この記事の概要についてです。
筆者の方の取引先近くにある、和風スープに太麺がマッチする美味しいラーメン店。
秋のオープン当初には、ランチタイムはすぐに行列をなしてしまうほどの人気店だったそうです。
ところが、冬を迎えるころ、行列はなく店内も閑散としてしまったと言います。
その理由は”温度”。
店内に入ると、とにかく寒く、熱々のラーメンを食べているにもかかわらず、お客さんはコートを着たままでいるほど。
この記事には、仕事を頑張るビジネスマンが忘れてはならない視点が満載です。
落ち込むこともあるけれど「言われるうちが花」
社会人1年目のとき、5歳上の先輩がメンターについてくれていて、大きな失敗から細かいことまで、たくさん怒られたことを覚えています。
仕事においては、フィードバックはいろいろな形で返って来ることがあります。
厳しく叱られることもあれば、クレームとして届くこともあるかもしれません。時には人伝いに聞くことや、言葉ではなく態度として現れることも。
どれも、昔は「怖い」とか「嫌だ」という感情が強かったように感じます。
ところが、ある日を境に考え方が変化していきました。
きっかけはそう、社会人3年目を迎え、後輩にメンタリングする機会を得たときでした。
伝える立場になってみてはじめて、怒られてきたというよりは、よりよい仕事をするための「フィードバック」や「作法」を解いていてくれたのだということを感じられるようになったのです。
「言われるうちが花」という言葉があるように、フィードバックをもらえることへのありがたみを感じ、今ではそのような人に感謝できるまでになりました。
①フィードバックがなかったら?
まず大事な視点は「それがなかったらどうなるのか?」ということです。
この記事で注目すべき点でもある”なぜ行列ラーメン店の客足が冬になって途絶えたのか”に答えがあります。
凍えるラーメン店に客が取る態度
「温度を上げて」と言うか、もう行かないか
引用:https://diamond.jp/articles/-/194977?page=4
対企業やビジネスにおいて、なにか問題が起きた場合、相手が取る主な手段は『フィードバックをする』か『撤退』かの2つだそうです。
このラーメン店の事例は、自分の体験に照らし合わせても、わかりやすいですよね。
私も以前、あるラーメン店に足を運んだ際、味はとても美味しいと感じたのですが、お箸やレンゲが油で汚れていたりと、衛生面でちょっと嫌だなと思う経験をしました。
その後、私がとった手段は「もう行かない」です。
発言することを避け、後者を選んだのでした。
みなさんにも、無意識のうちに、このような経験をしているのではにないでしょうか?
そう、私たちには”言わない”という選択ができるのです。
ビジネスシーンのみならず、日常のあらゆるシーンで起きているはず。
このラーメン店は、お客さんから何も『言われなかった』ということですね。
つまりそれは、”問題に気がつくことができない”とイコールなのではないでしょうか。
フィードバックに感謝すべき理由は、ここにあると思うのです。
②優しさとはなにか?世間はそんなに優しくしてくれない
以前の私のように、フィードバックをネガティブに捉えるのであれば、私にとって”言わない”という相手の選択はよいものであるはず。
でも本当にそうでしょうか?
世の中には、優しい人はたくさんいます。
温かい目で見守ってくれる人、愛情深く接してくれる人、あなたにとって優しい人とはどのような人でしょう。
それは様々な形があって、正解不正解があるものではないと思います。
私にとってはこのフィードバックをくれる人は、”優しい人”であると思うのです。
自分を取り巻く人たちの中で、いったいどれだけの人が、正直なフィードバックをくれるでしょう。
こと自分の仕事において、うまくいっているのかそうでないのかは、自分ではなく相手に主導権があることが多いと思います。
例えば、営業の仕事をしているとして、どれだけ一生懸命営業をしてもちっとも売れない。誰からも直接のフィードバックがなく、理由がわからないままに堂々巡りを繰り返していたとしたら。
そんな時、たった一言でいい。
「あなたの強引なところが受け付けない!」とでも言ってくれたらどうでしょう?
確かにショックを受けるかもしれません。でも、同時に改善すべき点や活路も見えるのではないでしょうか。
実際に私もこのような経験があり、窮地を救われたことが何度もあります。
親身になって伝えてくれたのは、社会人1年目の時のメンターで、いまでも感謝が絶えません。
本当の優しさとは、”言わない”ことではないとういことですね。
③自分にはない視点を知るチャンス!
もちろんなんでもかんでも真に受ける必要はないと思います。
時には理不尽なフィードバックもあることでしょう。投げ出したくなったり、頭を抱えることもあると思います。
でもそんな時は、このラーメン店の話を思い出してみてください。
もしかすると、たくさんのお客さんのうち、「寒いよ。」とフィードバックをしてくれた人もいたかもしれません。
それでも、聞く耳を持たなかったり、真摯に受け止めなければ、せっかくの改善のチャンスを見過ごしてしまいます。
フィードバックというものは、他者の視点を借りて改善ポイントを見出すチャンス!
そう捉えて仕事に取り組めば、仕事も人間関係もより一層よくなっていくかもしれません。
感謝と受けととめ仕事に活かそう!
毎日のビジネスシーンで、すでにたくさんのフィードバックをもらえている人もいるかもしれません。
ひとつひとつを受け止め改善していけば、半年後や1年後には大きく成長した姿を思い描けるはず。
フィードバックには成長のチャンスが詰まっていると考えて、感謝の気持ちで受け止められるようにしていきたいですね。