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過去最高に泣いた映画『サトラレ』(ネタバレあり)

こんばんは。

あんにんです。

 

はやいもので、もう9月に突入ですね。

 

最近、友人たちと感動系の映画が見たい!という話題に華がさき、

恋愛、友情、家族愛、動物との絆、などなど、

さまざまなジャンルで過去観た映画を振り返っていました。

 

私は結構チョロめの涙腺の持ち主なので、

感動系映画は製作者のおもわくどおりによく泣くのですが(笑)、

いろいろ振り返るなかで「後にも先にもないくらい大号泣した!」

という映画を思い出したので、今日はその作品のご紹介です。

 

 

映画『サトラレ』:心洗われる感動作品

作品紹介

出典:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005OLUK/meganetamago-22/

 

正式名称はサトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」

”天才の裸のこころの物語”というキャッチコピーが、結末を観るとより心に沁みる粋な映画です。

 

踊る大捜査線」シリーズを手掛けた本広克行監督のもと、2001年に公開され、

当時、映画を中心に大活躍していた実力派俳優の安藤政信さんが主演をつとめています。
顔面のステキさもさることながら、圧倒的な存在感と演技力の高さで人気の俳優さんです。

最近では、ドラマ「あなたの番です」にも出演されていて、今なお活躍をされているようですね。

 

サトラレ』の主要なキャストの方はこちら↓。
 里見健一:安藤政信
 小松洋子:鈴木京香
 川上めぐみ:内山理名
 東隆之:寺尾聰
 里見キヨ:八千草薫

 

あらすじ(ネタバレあり!)

この映画は、佐藤マコトさんの漫画を原作をもとにしていて、

SF要素とヒューマンドラマの要素を併せもつストーリーが魅力です。

 

サトラレとは?

サトラレとは、思っていることが思念波となって周囲に伝わってしまう

「乖離性意思伝播過剰障害」という架空の病気(病人)です。

 

日本では7人しか確認されていない「サトラレ」は、

例外なくIQ180を超える天才であるため、

政府が制定した”サトラレ保護法”によって、厳重な監視下に置かれています。
それは、国益といえるほどの頭脳の持ち主でありながら、

本人がサトラレであるという事実を知れば、

精神崩壊をきたして生きてはいけないから。

 

この映画の主人公は、サトラレ”症例7号”里見健一(安藤政信です。
幼少期に飛行機事故にあった際、思念派でまわりに助けを求めたことから、

サトラレであると認定されました。
この飛行機事故で両親を亡くした健一は、祖母の里見キヨ(八千草薫に愛情深く育てられます。

 

医師への道

天才的な頭脳から、外科医を志す健一ですが、

思ったことがすべて周囲に伝わってしまう彼の性質は医師には不向きであるため、

健一を研究者への道へうながすために派遣された小松洋子(鈴木京香

病院のスタッフによって目指す道を阻まれます。

 

健一が医者を志すのは、子供の頃に高熱を出し、

キヨにおぶられて病院に連れて行ってもらったことがきっかけとなり、人を助ける仕事をしようと思ったのです。

そんな健一の想いに触れた小松は、少しずつ心を動かされていきます。

 

祖母への想い

健一の研究所いきが濃厚になるなか、

祖母のキヨがすい臓がんであることが発覚します。

キヨを助けたい一心で、健一は執刀医を志願しますが、

彼のサトラレという性質からそれは叶いません。

 

しかし、健一が医者を志す理由を知る小松が、健一の研究所行きの延期を懇願し、

周りの助けも借りながらキヨの手術を担当することになります。

 

しかし、キヨのがんはすでに転移しており、なすすべのない健一。

健一の悲痛な心の叫びは、周りの人々に思念となって伝わり、

多くの人が心を動かされていくのでした、

 

涙のラストシーン! 

患者と執刀医という関係性から、祖母と孫という関係に立ち戻り、

満開の桜並木を見上げながらゆっくりと歩いていきます。

今度は健一が、キヨをおぶって。

 

感想

この映画の結末に関しては、ほろほろと泣くというより、嗚咽(おえつ)を漏らして大号泣しました。
息ができなくなるほど泣いて、いろんな意味ですごく苦しかった記憶があります。

 

ダイレクトにつきささる心の叫び

新米医師として患者を助けられない苦悩に加え、一番親い人を前になにもできない無力さや悔しさ。
屋上で健一の心の声を聞きながらむせび泣くシーンでは、

そういった様々な感情がうずまき、見ていて心が張り裂けそうでした。

 

サトラレだからこその思念はではありますが、

普段は決して表にださない心の叫びにふれて、心が共鳴するかのように涙が止まりませんでした。

 

理想のおばあちゃん役「八千草薫」の存在

この映画が泣ける理由は、

おばあちゃん役として右に出るものはない、八千草薫さんの存在も大きく影響しています。

数々のドラマや映画でも起用される「理想のおばあちゃん像」にぴったり一致します。

 

やさしくてかわいらしく、圧倒的な包容力がある八千草さんが、注ぐ健一への愛情や信頼。

 

 

医療に生きる人の葛藤

世の中の多くの医療や介護に従事する方は、
こんな風に命と向き合い、重責をおい、それでも自分の使命のために、平常心を保ちながら従事しているのかと思ったら、、、
もうダメでした。涙腺が破壊されました。

 

人のこころを覗き見ることはできないけれど、こうした葛藤や苦悩をかかえながら、命と向き合っている人たちがいるということを改めて感じた映画でした。

 

まとめ

書きながら思い出してすでに泣いているのですが(笑)

大切な人に向けた、ピュアでまっすぐな気持ちに触れて、涙腺が決壊してしまう映画です。

 

この映画のよさは、安藤政信さんの演技と、絞りだすような心の声が合わさってはじめて伝わると思います!!
書いておいてなんですが、ネタバレとか関係なく、映画を観たら間違いなく涙するはずです!!

 

翌日の予定を確認して、多少目が腫れていても大丈夫な日にみることをおすすめします。(笑)

ティッシュ1箱使い切るくらい泣くので、事前にご用意ください。(笑)