仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

【ブログが書けない】魔女の宅急便でキキが飛べなくなった理由からスランプを考察!

こんにちは。

あんにんです。

 

9月も折り返しですね。

朝晩はすこし肌寒くなってきて、秋の訪れを感じます。

 

みなさんは、”スランプ”を経験されたことはありますか?

仕事や学生時代の部活動、趣味でやっていたことなど、

普段は当たり前のようにできてきたことが、急に分からなくなってしまったり、

思うようにできなくなってしまったりという経験がある方も多いはず。

 

私もいま、まさにスランプ期に突入しました。(涙)

年始からコツコツ描いてきたこのブログ、、、

急に書き方が分からなくなって、ここ数日ピタッと手が止まってしまっていました。

大げさかもしれませんが、

「まさかこれがスランプ…!?」と驚きととまどいが一緒になっています。

 

そんなとき、ふと思い出したのがジブリ映画の魔女の宅急便

 

ジブリ作品には、要所要所で私たちが生き抜くためのヒントや、

人生の真理が詰まっているなと感じることがあります。

映画のストーリーを振り返りながら、スランプ 脱出の方法を考察していきます。

 

  

スランプに陥ったら魔女の宅急便を思い出せ!キキから学ぶ成長のきざし

魔女の宅急便』といえば、1989年に公開された宮崎駿監督のジブリアニメーション映画です。

少女の思春期時代をさわやかに描く作品は、いまの時代になっても不動の人気作だと思います。

 

あらすじはご存知のとおり↓。

魔女の子は、13歳になると一人前の魔女になるために1年間の修行に出なければなりません。黒猫ジジを連れて父母のもとを旅立ち、海辺の町コリコを修行の場に選んだキキは、親切なパン屋のおかみ・おソノさんのすすめで、唯一使える魔法である、ホウキで空を飛ぶ能力を活かして“お届け屋さん”の仕事を始めます。日々の仕事に励む中で、女子画学生のウルスラや、空を飛ぶことを夢見る少年トンボと友達になり、少しずつ町での生活に慣れていくキキ。しかし、熱を出して仕事を休んだ翌日、キキは自分の空を飛ぶ能力が弱まっていることに気づきます。はたしてキキは“お届け屋さん”の仕事を続け、この町で暮らしていくことが出来るのでしょうか。

出典:https://www.donguri-sora.com/products/list.php?category_id=252

 

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出典:https://www.donguri-sora.com/products/list.php?category_id=252

映画のポスターにあるキャッチコピー、

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。 が、

今になってなんだかジーンときています。

 

浮かない顔のキキをみて、スランプ期の自分の心境と重ねながら、解決の糸口を探してみました。

 

キキに訪れたスランプとその理由

魔女の宅急便のストーリーが転機を迎えるのは、キキが魔法を使えなくなるところから。

2つの変化

キキには2つの変化が訪れます。

 ① ホウキで飛べなくなった

 ② 相棒・ジジ(猫)と話せなくなった

 

いままでは当たり前のようにできていたことが、ある時を境に急にできなくなってしまったり、やり方がわからなくなってしまうことってありませんか?

 

キキが新しい街を決めてから、トンボや同世代の女の子たちと出会い、少しずつ日常や心境が変わっていくなかでジジと話せなくなっていることに気がつきます。

はっ!としたキキは慌ててホウキにまたがりますが、いつものように飛べません。

急に訪れた魔女としてのスランプに戸惑い、ますます気落ちしてしまいます。

 

スランプの理由①:予想外の転換期

実は、このスランプの理由は、

キキが「初潮をむかえたから」という説があるそうです。(すごく意外!!)

たしかに13歳ともなると、思春期の女の子が経験する大きな変化のひとつで、心身ともに大きな影響があるものです。

 

つまり、スランプは「転換期の訪れ」ということなのだと思います。

作中ではわかりやすく”思春期のからだと心の変化”という意味が込められているのだと思いますが、 人生のなかで"転換期"は誰にでも訪れるものです。

 

自分でも意図しない周りの変化によって、これまでとの違いにとまどってしまうこと、それがスランプの始まりなのかもしれません。

 

私自身も経験があるのですが、違った文化や価値観にふれると、今まで当たり前と思っていたことが「正しいのかな?」とか「これでいいのかな?」と不安になるときがあります。

頭とこころが切り離されたような感覚になってしまうときは、なかなか結果もでないもの。

そんなもどかしさを抱えている時期が”スランプ”なんですよね。

 

スランプの理由②:人との比較

もうひとつの理由は、「人との比較」が影響しているように思います。

キキの魔法が使えなくなってしまったのは、同世代の女の子たちとのギャップや挫折を感じたその翌日からでした。

どしゃぶりの雨のなか、おばあちゃんの想いをのせて運んだニシンのパイを「私このパイ嫌いなのよね。」と冷たく言い放たれ、ピシャッとドアを閉じられてしまいます。

 

 華やかなドレスに身をまとった女の子たち。

 努力したのに報われなかった想い。

 自分はなんのために飛んだのか。

 

そんな複雑な想いが、キキが魔法を見失ってしまうきっかけだったのかもしれません。

自分よりすごい人をみて落ち込んでしまったり、頑張る理由を見失ってしまうことってありますよね?

ニシンパイのシーンは、それを象徴していたように思えます。

 

これは超〜〜〜共感です。

表現力の上手い人や観察眼の鋭い人の記事をみて、「私って…」なんて勝手に落ち込むこともあります。

そんなときは逃避からか、世の中の関心が薄れてしまったり、感情がにぶくなってしまったりします。

 

では、そんなスランプを切り抜けるためにはどうしたらいいのでしょう?

それは、映画のあるシーンで語られていました。

 

絵描き・ウルスラの言葉に解決のヒント!

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出典:http://studiototoro.com/urusura-1981 
 

魔女としてのスランプをかかえて落ち込んでいるキキは、友人となった絵描きのウルスラのもとを訪れます。

森のなかのアトリエ(小屋?)で、キキは自分のスランプについて語り、同じ境遇だったウルスラの体験談をおそわります。

「あたしさ、キキくらいのときに絵描きになろうって決めたの。絵描くの楽しくてさ。寝るのが惜しいくらいだったんだよ。それがね、ある日全然描けなくなっちゃった。描いても描いても気に入らないの。それまでの絵が誰かのマネだってわかったんだよ。どこかで見たことあるってね。自分の絵を描かなきゃって」

 

なにかがきっかけとなって、

 好きだったはずなのになぜ?

 昨日までできていなのになぜ?

と自分でもわからない葛藤や迷いがふくらみ、ある日突然できなくなってしまうことは、多くの方が共感できる体験談だと思います。

 

そんなスランプ期を脱却するにはどうしたらいいのかー

ウルスラの答えはこうです。 

 

大切なこと①:簡単にやめないこと!

 ウルスラ:わたしもよく描けなくなるよ。

 キキ:そういうとき、どうするの?

 ウルスラそういうときはジタバタするしかない。描いて描いてかきまくる!

 

ウルスラのメッセージは、”簡単にやめるな”ということだと思います。

まずは、どうやったらもう一度できるかあがいてみる!というのが、スランプ脱出のためのひとつの方法かもしれません。

 

大切なこと②:どうしても行き詰まったら気分転換!

さらに。

 キキ:でも、やっぱり飛べなかったら?

 ウルスラ描くのをやめる。散歩したり、景色をみたり、昼寝したり、何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ。

 

あがいた結果、どうしても行き詰まってしまったら、一度手放すという真逆の発想は、経験者ならではだなぁと関心してしまいます。

集中してやってみる、そして気分転換する!という切り替えも大切なようですね。

 

 

 

スランプ脱出!停滞は成長の前ぶれ

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出典:https://ddnavi.com/review/428013/a/

 

キキがスランプを脱却したのは、絶対にトンボを助ける!という強い気持ちが描かれるシーン。

飛び方がどうとか、自信があるとかないとかは関係ありません。

キキはデッキブラシで飛びました。

 

”なんのために飛ぶのか”

自分なりの意義を(飛ぶ理由)見出した結果なのだと思います。

 

それは無意識にできていたことを、

自分の目的のために意識的にできるようになれ!という、成長の前ぶれだったのでしょう。

 

ウルスラの言葉にあるように、がむしゃらにやってみたり、時には気分転換をしながら、なぜ飛ぶのか?を見つけられたときに、自分の力が発揮できるのだと思います。

 

 ジジと話せなくなったのは成長の証

以前の金曜ロードSHOW!でも、公式Twitterにその答えが書かれていました。

魔法が弱まったせいでジジと話せなくなっていたと思っていたキキですが、真相はそうではありませんでした。

 

ジジは話せていたのではなく、キキの心の声を投影した、もう一人の自分という存在だったのだそうです…!!

幼い子がぬいぐるみと会話するというのの延長なのでしょうか。

 

ですが、スランプを乗り越え自立したキキは、ホウキでは飛べるようになりましたが、ジジと話せないままです。

成長したキキには、架空の自分と話す必要がなくなったということ!

ラストシーンでジジが「にゃー」となくことで、完全に自立したということを象徴しているようですね。

 

まとめ

昔は、かわいらしいアニメだな〜と思っていましたが、

大人になってから見返してみると、また深い気づきがありますね。

 

はからずも、魔女の宅急便の細かい設定が知ることもできて、また違った目線で見ることができるかもしれません。

 

一生懸命悩んでもがいて、成長していくキキの姿に胸を打たれました。

スランプという経験は、成長のために必要なひとつのステージなのかもしれません。

 

私ももう一度自分の意義と向き合って、ブログを続けて行く勇気をもらいました。

 

おまけ:次回テレビ放送予定は?!

金曜ロードSHOW!でおなじみのジブリ作品は、約2年に1回ほどのペースで放映されているようです。

前回の放送が2018年1月5日だったので、もしかすると2020年の年明けくらいに再放送されるかも?!

(2019年9月時点ではテレビ放送予定は決まっていないようです。)

 

スランプ中の方も、そうでない方も、奮闘するキキの姿に勇気をもらえる作品だと思います。

次回放送、楽しみですね!

 

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