仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

劇団四季の「アナ雪」を見て思う「ありのまま」でいられる社会

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こんばんは。
あんにんです。

先日、劇団四季の「アナと雪の女王」を観劇してきました!

社会現象を巻き起こした、あのディズニーの長編アニメーション映画『アナと雪の女王』の劇団四季バージョンです。

「ありのままで」という言葉は、2014年のユーキャン新語・流行語大賞トップ10に選ばれています。

日本中が『レリゴー』の歌声で溢れていたのが懐かしいですね。

 

そんな『アナと雪の女王』の劇団四季の舞台を観てきたので、今回はそのご紹介です。

観劇後、映画でアナの声優を務められた神田沙也加さんの悲しいニュースがありました。
劇団四季とは関係ありませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。

 

※一部ネタバレを含みますのでご了承ください。

 

劇団四季は一味違う

 

凍った心をとかす真実の愛とは――

望まない魔法の力をもった姉と、

その姉を慕う妹の冒険が始まる。

(引用・あらすじ詳細:ストーリー Story|『アナと雪の女王』作品紹介|劇団四季

 

感動。

号泣。

 

ライブだからこその感動なのか・・・

アニメで見た時にはここまでは感動はしなかったと記憶しているのですが、とにかくアナとエルサの絆に涙しました!

 

劇団四季のページを見てみるとこのような記述がありました。

 

対照的な性格の二人の姉妹の絆をよりていねいに描くことで、物語をさらに深みのある人間ドラマへと深化させています。

エルサが葛藤をうたいあげるビッグナンバー「Monster」を追加することで、自分という存在への問いと、自己を肯定するメッセージをより鮮明に伝えているのです。

(引用:ミュージカル『アナと雪の女王』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】

 

代表曲『ありのままで』(レット・イット・ゴー)もディズニー映画の日本語版と歌詞も異なり、よりエルサの想いが力強く描かれています。

 

なるほど。
まんまとやられました。

すべては仕組まれたことでした。(笑)

 

「ありのまま」を望む姉

 

自身の能力をうまくコントロールできないエルサは、山に逃げ出します。
それは、感情によって暴走してしまう魔法で周りの人に攻撃してしまうから。

魔法だから特別に見えますが
日常のなかでもあるあるなことだと思います。

ちょっとしたことでイライラして人にあたってしまったり、
想いあふれるあまりにバトルが勃発してしまったり。

アンガーマネジメントなんて言いますが、自分を上手に表現できずに苦しんでいる人は結構多いのではないかと思うのです。

そんな自分を解放できる場所をエルサは見つけたのです。

 

そこでエルサが歌い上げる『ありのままで』(レット・イット・ゴー)は圧巻中の圧巻です!

ただただ感動するばかりで、自然と涙が溢れます。

 

魔法は本来、決して悪い能力ではないのです。

生まれ持った才能を開花させることができたとき、
望んでいることに正直に自分を表現したときに、
こんなにも満ち足りるのだと教えてくれた気がします。

 

諦めない妹が起こす奇跡

 

人里離れたところで自分を解放することができた姉エルサ。
でも、アナは姉を連れて帰ることを諦めませんでした。
ただ一人、姉エルサを信じ続けたのです。

 

いくら拒否をされても、いくら止められても。

 

そんなアナの想いが届き、諦めない行動が人を動かし、
いろいろな苦難を奇跡的に乗り越えた結果、
みんなが幸せになる結果になるのです。

 

アナの諦めない心なくしては成り立たない物語です。

 

もしかしたら、エルサは山の中にいる方が楽だったかもしれません。
誰にも気をつかうことなく、魔法の力を存分に発揮できるのですから。

現代社会でも、家の中に引きこもったり、ネットの中に居場所を見出す方もいらっしゃいます。

決して一人でいる選択を否定するつもりはありませんし、きっとその方がいい場合もあるかと思います。

ただエルサの場合は、アナに引っ張りだしてもらったおかげで、世界が広がり、より幸せな結果を手に入れたと思います。

 

誰かを信じること、また誰かに信じてもらえること。

諦めないこと、その気持ちに正直に動くこと。

 

・・・尊いですね。

 

「ありのまま」を受け入れる社会

 

「多様性」なんて言葉が重要視されていますが、とはいえなかなか受け入れられないこともあるのが現状ではないでしょうか?

いまだに面接はスーツだし、派手髪派手ネイルはアウトだし、
組織の中ではやっぱり昔ながらの考え方が大事にされます。

 

エルサが『ありのままで』を歌い上げたあの瞬間、
こんなにも感動したのは、やはりどこか自分の中にも「ありのまま」でいたいという想いがあるからなのだと思います。

もちろん、歌唱力やオーケストラが圧巻すぎて、ストーリーがなくとも感動するレベルですが、それでもやっぱりストーリーに共感した部分が大きかったと思います。

エルサがアレンデールで歓迎されたように、
「ありのまま」を受け入れられる社会になったらいいなと思います。

だからまずは自分が「ありのまま」に生きる勇気と、
人の「ありのまま」を受け入れられる自分のでっかい器を手に入れるべく
日々修行ですね。(笑)

 

アニメの時にはここまで深く考えたりしませんでした。

劇団四季の舞台ならではの感動を味わえて大満足です。