仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

クリエイティブなチームを目指して!アイデアを想像する関係性づくり

こんばんは。

あんにんです。

 

今日、都心は雪でしたね!

普段は雪を見る機会が少ないので、少しテンションが上がりつつも、空気の冷たに驚きます。

 

さて、先日会社の研修があり、外部講師の方で齋藤 孝(さいとう たかし)先生の講演を聞く機会がありました。有名著書を執筆されていたり、テレビでも活躍されているので、ご存知の方も多いのでは?!

 

講演会の中で学んだ、チームとして成果を出すためのコミュニケーションについて、今すぐ実践したいことばかり!

今回は、講演会の内容の中から、普段の仕事のなかで特に大切にしたいことを綴っていきたいと思います。 

 

齋藤孝 先生プロフィール

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1960年静岡生まれ。東京大学法学部卒業。
同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。
専門は、教育学、身体論、コミュニケーション技法。
2001年『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス)で新潮学芸賞受賞。同年に出した『声に出して読みたい日本語』(草思社毎日出版文化賞特別賞)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。著書累計出版部数は1000万部を超える。

出典・引用:https://www.speakers.jp/speaker/saito-takashi/

 

写真で見る穏やかな表情に反して、話すスピード、動くスピードも、そして思考までもがとにかく早くて圧倒されました!(笑)

チームワークやコミュニケーションについて確固たる自分の考えがあり、それを貫いて生きているのだろうなという真っ直ぐな姿勢の方でした。

 

極端に考えるとハッとする!時間意識の大切さ

齋藤先生の講演のなかでハッとしたひと言が、

「なぜ会社のお金を使い込むと罰せられるのに、時間についてその意識がないのか?!」

ということでした。

 

意見が不明瞭にも関わらず「あの〜その〜えっと〜」と無駄に時間を費やすことが我慢ならないそうです!(笑)

意見を述べるなら簡潔に、15秒以内でというのが先生の教えです。

 

お金は使ってもまた増やすことができますが、時間は取り戻せない分、より大事にしなければと感じました。

自分の時間も人の時間も有限なので、どれだけ生産的な時間にできるかが大切ですよね。

 

議論ではなくアイデアを!このチームでしか実現できないイノベーション

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齋藤先生の話の中で、特に考えさせられたのが『議論をするのではなくアイデアを出す』ということでした。

所属部署やプロジェクトチームでの会議の際にありがちな光景は、お互いの意見をぶつけ合い、徹底的に討論をするというシーン。

たしかに、勝った側は爽快感をえるのかもしれませんが、議論に負けた側は、果たして一緒のチームで成果をあげたいと思うでしょうか?

 

齋藤先生は、東京大学法学部を卒業された、華やかな経歴をお持ちの方です。

おそらく日本中でも屈指の議論のスペシャリストだと思うのですが、

「得意の議論で、徹底的に周りを叩きのめしたら、友達がいなくなりました。」

と、妙に腹落ちする経験談を語ってくださいました。(笑)

 

正しいことを言っていそうだけれど、チームと歯車が合わないという方って、周りにひとりふたりいませんか?

もしかするとチームの力を活かせずに、一人で戦ってしまっているのかもしれませんね。

 

イデアというものは、正解・不正解がないというのが前提ですが、

”このチームだからこのアイデアが生まれた!!”

というクリエイティブな関係性って理想的ですよね?

そんなチームを目指すべく、考え方を学んできました! 

 

会話をするならクリエイティブに!

これを体感するために簡単なワークがありました。

その時に大切にしたいのは、2つのコツです。

  1. 問題に対して自分なりの解決策を最低2つ持つこと
  2. チームメンバー考案した解決策に加えてさらなる意見を生み出すこと

シンプルにたったこれだけなのですが、個人のアイデアにそれぞれの思考を掛け合わせて、1+1が2以上になる秘訣なのだそうです!

 

ひとつ例にとって考えてみたいと思うので、みなさんもよかったら身近な方と試してみてください。

  • 解決したい問題
    :医療の分野で子供がMRI(ドーム型の検査機器)で検査をする際、怖くて泣き出したり、検査を嫌がったりと、まともに検査を受けられないという問題があります。
    この問題を解決するためのアイデアを考えてみましょう!

 

これはすでに世の中に画期的なアイデアとして生み出され、医療現場で大いに役立っています!

実際のところ、怖くて泣き叫んでいた子供たちが「明日もまた来たい!」というほどの劇的な変化につながり、医療現場の安全性の担保や家族や医療スタッフの負担軽減につながったそうです。

 

今回4人のチームでこのワークに取り組んだのですが、それぞれが2つずつ出した計8個の意見に加えて、

「このアイデアにこれを加えたら?」

「もっとこうしたらいいかも!」

と+αが生まれていき、結果的に18個のアイデアになりました。

チームで意見を育くんでいくというクリエイティブさを感じられて、とても有意義な時間となりました。

 

みなさんのチームでは、どんなアイデアが生まれましたか?

 

さあ、ではそろそろ問題解決策の発表です!

実際に問題を解決したアイデアは、こちら

 

近いアイデアが出ていたり、まったく違うアプローチの革新的なアイデアもあったかもしれません。

要は、正解を探すということではなく、”目の前の問題解決のために全員でアイデアを生み出す”ということが大切だということです! 

個人の意見の寄せ集めではなく、違った視点での意見も加わることで、よりよいアイデアとなってくところがチームで仕事をする醍醐味ですね。

 

問題を見出すことも大切!

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最後に齋藤先生は「アイデアを出す力はすでにあります。大切なことは、解決しなければならない問題を”問題”として捉えること。」とおっしゃっていました。

めぐまれた今の時代、モノやサービスがあることが当たり前になっていますが、そこからさらによくできないか?というアンテナを持つことが大切なようですね!

 

日々の仕事や人間関係の中で、ちょっとしたことにもアンテナを張って、+αを生み出せる関係づくりを実践していこうと思うきっかけとなりました!