価値観が違うからおもしろい!アメリカ人との取引先訪問で気づいたこと
こんばんは。
あんにんです。
今日は海外から日本へ出張にきていた2人のアメリカ人と取引先に出かけてきました。
長く勤めていてもなかなかない機会だったので、とても新鮮な1日です。
彼らと過ごして、文化や価値観の違いに驚くことも多々ありましたが、同時にとても興味を惹かれました。生まれ育った国が違えば、考え方や価値観もそれぞれだということは頭ではわかっていても、いざ肌で感じてみるとハッと気づくことが多くあります。
今日は文化や価値観の違いについて、体感したことを綴っていきます。
① あいさつ
彼らのあいさつは、握手に始まり握手に終わります。
形式張った名刺の交換よりも先に、しっかりと相手の目をみながら固く手を握り、あいさつを交わすシーンがこれまでになく新鮮でした。
相手を知ろうとし、自分を知ってもらおうとしているような印象を受けました。
彼らも名刺(ビジネスカードというそうです。)を持っていましたが、あまり重要視はしていない様子です。握手してお互いを認識した後、「あ、そうだった。」と思い出したように名刺をガサゴソと探し始めていました。
彼らだけなのでしょうか?笑
少なくとも、日本のビジネスシーンではあまり目にしない光景だったので、彼らがあいさつにおいて大切にしていることは、ひょっとすると日本人の感覚とは違うのかもしれないと感じました。
② コカ・コーラ
今日は東北の日本海に面した雪深い地域に行っていたので、凍えるほど寒く、お昼時になり、近くの定食屋に駆け込みました。
地元で獲れる新鮮なお刺身がおすすめだったので、全員で注文しました。
やはり日本といえばお刺身というイメージがあるようで、
『Oh-! SASHIMI!-!』
ととても喜んでいたのですが、なんとわざわざ単品で注文したのは"コカ・コーラゼロ"!
この寒い中、しかも刺身にコーラ?!
と驚きを隠せずにいましたが、店員さんから"コカ・コーラゼロ"は置いていないと言われ、「なぜだ?!」とむしろ不思議がっていたのでした。
それでもコーラはどうしても譲れないようで、普通のコーラを注文して満足げな様子。彼らにとってのコーラは、日本人の水やお茶と同じだということを認識したのです。
③ 心の自由度
日本人のビジネスマンが取引先に出かけるとなったら、ピシッとスーツを正し、失礼がないようにと姿勢を正しますよね?
彼らはスキー用?のようなジャケットにニット帽と、まるで観光がメインかのような出で立ちで現われました。真っ白な雪景色が珍しいようで、終始はしゃぎながら写真を取り、取引先の方にも「見てこれ!」と肩を寄せて写真を見せるようなフランクさに衝撃を受けました!
自分が感じたことをはっきりと言葉や行動に表し、人に伝えようとする姿に、あんなに自由にふるまえたら、と少しうらやましくも思いました。
不思議なもので、日本人がやると非常識!とでも言われそうなものですが、なぜか「あ〜アメリカではこういう文化なんだな」と、とても新鮮で微笑ましく感じますね。
もっと自由に生きてもいいんじゃないだろうか
彼らと過ごした半日で感じたのは、私が普段見ている世界は本当に狭いなということでした。
特にあいさつのシーンでは、ビジネスシーンだからと特別視して形式張ったものになっていなかったかと振り返り、本来の人とのコミュニケーションにおいて大切なことを忘れていたような感覚がしたのです。
既成概念にとらわれて、どうも型にハマりすぎていたなと感じるシーンが多々ありました。
もっと肩の力を抜いて、自分の意思を表現してもいいのかなと感じたのでした。
驚くことは多々あれど、やっぱり文化や価値観は違うからこそおもしろいものですね。
いろいろな価値観に触れて、もっと自分の知識や経験の幅を広げていきたいと思う出来事でした。