仕事とキャリアと私。

都内で働くOLです。日々仕事に燃えて、成長のために読書をしたり、キャリアアップのため研修を受講したりと奮闘中!自分にとって最適なワークライフバランスを模索しながら、光差す未来が訪れるような情報発信をしていきます。

『キングダム』に描かれる理想のリーダーシップ!現代社会に必要な力

こんばんは。

あんにんです。

 

以前のブログでもキングダム愛について書かせていただいたのですが、

好きな理由をもう少し掘り下げていきたいと思います。

ms-diamonds-sea.hatenablog.com

 

 

漫画から学ぶ組織論

キングダムをただの歴史漫画とあなどるなかれ!

キャラクターやストーリーの魅力はもちろんですが、この漫画には現代の社会で働く私たちに、「理想のリーダーのあり方」として大切なことを伝えてくれています。

 

キングダムには、多くの武将が登場します。

それぞれの個性や強み、戦略を駆使して互いの軍をぶつけ合い、勝利を手にするためには、組織を率いるリーダーの心意気や覚悟が伝搬し、険しい道を駆け抜ける強さとなります。

 

今回ご紹介したいのは、漫画の登場人物を基にリーダーシップについて学べるこちらの一冊。

 

『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ

『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ

 

 

 

本書の中でも、特に心に響いたリーダーの条件3選をご紹介させていただきます!

 

リーダーの条件:人を巻き込み同志とできるか

本書の一番最初に紹介されているのがこちら!

リーダーになるということは、組織(他者)を目的地に向けてリードするということ。

そのためには、人を巻き込み同志とできるかが問われます。

本書の中では、この力を「エンロール力」と表現されています。

 

テクニックで言えば、損得を理解させることでもひとを動かすことができるかもしれません。

しかし、命をがけの戦場でものを言うのは、組織を率いるリーダー本人に、他者を巻き込んでいくだけの熱量があるかが問われます。

 

主人公の信(しん)は、戦争孤児であり、根っからのリーダーではありませんでした。下僕扱いを受けながらも、友との誓いだけを胸に這い上がっていこうとします。

実績はなくとも、その熱い思いが同志に伝わり、真のリーダーとなっていくわけです。

 

リーダーの条件:前向きさ明るさを持っているか

何事かを成そうとするとき、必ず障壁にぶつかったり、厳しい局面が訪れることは世の常。

そんなとき、常に前を向き、希望を見出そうとする明るさを持ち合わせたリーダーの存在は、同志たちにとって大きな支えとなります。

常に前を向く力「明朗快闊力」(あえて快活ではなく快闊とされています。)は、

ただ明るいという意味ではなく、心を広く前向きに持つことが大切とされています。

 

また、本項で記憶に残った一文があります。

精神論で前向きなことを言うのではなく、根拠のある前向きさであることが必要なのです。

引用:’’『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ’’ リーダーの条件⑥ 前向きさ明るさを持っているか

 

前者のケースはよく目の当たりにしますね。

ただ、一見マイナスの状況のなかからでも、視点を変えて活路を見出していくことがリーダーの求められる力ということがわかります。

 

リーダーの条件:熱いビジョンを作り示せるか

リーダーが組織を率いるには、目指すべきゴール(目標)が必要です。

当然、口先だけのものではなく、ビジョンを実現するための道筋やストーリーがあり、実現の可能性を感じるものでなければ人には届きません。

そしてもっとも大事なことは、その示したビジョンによって、人を熱くし、リーダー自身が熱くなれるものなのかが問われるといいます。

 

すなわち、ビジョンを構築する力とは。

リーダーには、ビジョンを作り、それをフォロワーに示して、実現可能性を信じてもらい、そこに「真・善・美」の価値を感じてもらう力が必要なのです。

引用:’’『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ’’ リーダーの条件⑨ 熱いビジョンを作り示せるか

 

まとめ

現代社会は、戦国時代とは異なるものの、「乱世」というに相応しい変革の時代。

ITの進化や国際化によって労働環境は厳しさを増していく中で、誰しもが、家庭であり、会社であり、社会であり、様々なシーンでリーダーシップを発揮して生き抜く力を身につけることの大切さが示されています。

  

キングダムの武将の生き様も、現代で活躍する理想のリーダー像と一致しているように思います。

だからこそ漫画の登場人物に自分や理想の姿を投影し、熱くなってしまうのかもしれません。

漫画ファンの方はもちろん、リーダーを目指す方にも必見の一冊です。