ドライブデートからはじまった私の「ケツメイシ」ホリック。
#ドライブと音楽というお題があったので、青春時代を振り返ってみたいと思います。
私のなかで「ドライブ」といえば、学生時代のドライブデートが思い起こされます。
学生のときは関東の田舎街に住んでいたもので、ちょっと出掛けるにしても車がないと不便なところでした。18歳になったらすぐに免許をとってドライブに行く!というのが、大人の第一歩としての強い憧れがありました。
高校〜20代なかばまで長いことつき合っていた2つ年上の彼氏が、高校を卒業してすぐに車の免許をとりました。それからというもの、どこに行くでもなく、ひたすら車を走らせながら2人の時間を過ごすのがお決まりでした。
ドライブって、車という小さな空間を自分の好きな音楽で満たすだけで「極上空間」になってしまうから不思議です。
同じ方向をむいて、同じ景色を見て、同じ曲を聴いている
ただそだれけなのに、目的地がなくたって進めるし、同じ体験をすることで距離感を縮められる絶好の空間だと思います。
ケツメイシとの出会い
私は学生時代、ケツメイシホリック(中毒)だったのですが、それはドライブデートがきっかけでした。
当時の彼氏がケツメイシが大好きで、ず〜〜〜〜っと車のなかで流していたからです。「ケツノポリス」(ケツメイシのアルバム名、通称「ケツポリ」)が発売されるたび、ダッシュボードの中にはCDが1枚ずつ増えていきます。
これでもか!というほど同じCDを何度も何度もリピートしてかけていましたが、当時の私はケツメイシを知らなかったこともあり、
「これ誰!?」
「またこの曲?!」
とちょっと不満げにしていたような気もします。
でも、繰り返し聞くうちにいつの間にか好きになってしまう、中毒性があるのがケツメイシです。
話が盛り上がっているうちは気が付かなかったのですが、ふと会話が途切れた時に流れてくる曲に耳を傾けてみると、
「いい曲…」
と、いつの間にか聴き入ってしまうようになりました。
1年も経つ頃には、私の方がケツメイシ中毒になってしまい、全国ライブを追いかけていました。
それ以来、ドライブといえばケツメイシが当たり前になって、「今日はケツポリ何番?」(※)なんて、ケツメイシ一択のドライブがスタートします。
(※:「ケツノポリス」は、2020年現在で1〜11までリリースされています。)
軽快な音楽で会話の合間をつないでくれて、より一層、車ででかけるのが楽しみになりました。
ケツメイシの魅力
ケツメイシはThe・おじさん4人組の音楽グループです。
(出典:https://www.ketsume.com/profile/)
2020年現在で、全員40代の正真正銘おじさんたちですが、変に気取らずおじさん街道を突き進んでいるところが、彼らの魅力のひとつです。
写真左から順に:
- 大蔵(MC)
- Ryo(MC)
- RYOJI(Vo)
- DJ KOHNO(DJ)
MCの2人・Ryo と 大蔵は、意外にも薬剤師免許をもっていて、グループ名の「ケツメイシ」というのも生薬の名前でもあったりします。生薬の「ケツメイシ」は中国で使われる下剤の一種で、”神秘的”とか”出し尽くす”という意味にちなんでつけられたそうなですが、実はこれも後づけです。
本当は生薬の辞典を適当にめくって、たまたま目に留まったのが「ケツメイシ」だったところに、それっぽい意味を付け加えたのだと語られています。
こういう適当なところもご愛嬌のおちゃめなおじさんたちです。
見た目やキャラクターは普通のおじさんたちですが、うみ出す楽曲はどれも名曲揃いです。
これまで数々の曲がドラマ・映画・CMに起用されていて、ケツメイシのことをよく知らなくても「この曲どこかで聞いたことある!」というものばかりだと思います。
ドライブシーンにおすすめ曲
ケツメイシの楽曲は、
- おじさんの哀愁を漂わせる曲
- 春夏秋冬にマッチする曲
- 出逢いや別れを歌ったエモい曲
などなど、あらゆるシーンに合う名曲ばかりです!
今回は「ドライブ×音楽」をテーマに、ドライブシーンにピッタリの曲を選抜してご紹介します。
晴れた日なら「ドライブ」
曲名の通り、ドライブデートをテーマにした曲です。
Oh 晴れの日 君乗せて行く
過去も 海も 山も 街も 全部越えて
車で通り過ぎてく 今日から明日へと
二人変わらぬままで
2人でならどこまででも行ける!というウキウキした光景が思い浮かぶような明るい曲です。
過去から未来への時間軸をイメージすると、2人の幸せな時間がずっと続いていくことを思わせます。
珍しく?爽やかで軽快な曲なので、晴れた日のドライブにおすすめです!
夏の夜は「夏の思い出 / よる☆かぜ」
夏の夜のドライブは、この2曲のリピートで4時間くらいいけます。
「夏の思い出」は夏になると必ずどこかで耳にする、超有名なナンバーです。過去に想いを馳せるセンチメンタルな歌詞と軽快な曲調が、夜のドライブにぴったりです。
夏の思い出 手をつないで
歩いた海岸線
車へ乗り込んで向かったあの夏の日
なんて思い出して感じるこの季節が
来るたび思い出してる 思い出せる
「よる☆かぜ」もケツメイシのドライブナンバーですが、「ドライブ」とは違って”夜のドライブ”をテーマにした曲です。
よるのかぜ浴びたまま 車で感じたまま
いっそ光る街中越えて行こう 夜を越えてく
月明かり浴びたまま 星空に感じたまま
いっそ光る街中越えて行こう 素敵にブレーキ踏まず行こう
車の窓を全開にして、気持ちよく風をあびながら遠くまで行きたくなります。
真夜中のハイウェイには「カーニバル」
これはライブでは欠かせない盛り上げ曲として有名で、曲が流れてくると条件反射でタオルを回したくなります。
ドライブシーンでは、テンションあげて高速を突っ走るときにおすすめです!車の中が、ちょっとしたライブハウスに様変わりします。
(注:デートのテンションではなくなります。笑)
デートの帰路には「門限やぶり」
ねぇ何処かに行こう イヤ戻んないと
何時 9時には家に
いつものように断るのかい
寂しげな顔の訳が知りたい
オレがキミの顔覗き込む
キミは困りそっとうつむく
オレが負けず微笑みかける
キミは笑いそっとうなづく
一途に強気に誘う男の子と門限に揺れる女の子の、じれったいやり取りが超萌えます。
ハンドルを握る男性側が主導権を握っている感じが、ドライブシーンにもマッチするのではないでしょうか。
この曲は男性側の視点で「門限なんかやぶってデートに行こうよ!」と誘う曲ですが、もうちょっとだけ余韻に浸りたくなる帰り際、”まだ帰りたくない”の代わりに「この曲が終わるまで待って!」なんて思いを代弁するのに使えちゃうかも。
歌詞の内容が青春感満載なので、キュンキュンを忘れかけている人はぜひ聴いてください!!
オールタイム「手紙シリーズ」
ケツメイシの代名詞とも言えるのが、「手紙」シリーズです。
「過去〜」「〜現在〜」「〜未来」と、時代を経て自分に宛てたメッセージが刺さります。
アルバム「ケツノポリス2」に3曲とも収録されているので、時の流れを感じながら手紙のメッセージを読み解いてみると、いろんな思いが巡ってきて感慨深いものがあります。
余計なことは語らず、音楽に見を委ねる時間にどうぞ。
おわりに
ドライブデートからはじまった私のケツメイシホリックは、今なお健在です。
東京へ来て、車がなくても不便でなくなった今、ドライブと疎遠になってしまいましたが、車を走らせながら曲を聞いていたあの時間も空間も、音楽とともに鮮明に覚えています。
車を走らせるとき、曲の選び方ひとつで空間を自在に変えることができるのも、ドライブの醍醐味です。気持ちもスピードも音楽に乗せて、ステキな思い出作りができると思います。
景色も会話も思い出も全部、その時流れていた曲がいつでも思い起こしてくれます。
ケツメイシの曲には、ドライブシーンをいろんな空間に彩ってくれる曲がたくさんあるので、ぜひドライブに出掛けるのお供に聴いてみてください!